日本キリスト教団(日本基督教団) 芦屋西教会 公式サイト。兵庫県芦屋市のプロテスタント教会。

伝道のしおり NO.19「神様、ただいま」

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伝道のしおり NO.19「神様、ただいま」
山田 謙牧師からのメッセージ「おはよう!」・・・そして「神様、ただいま」

 「おはよう!」そして・・・
 朝、教会の窓を開ける頃、「おはよう!」「おはよう!」幼稚園へ通う子どもたちのかわいい声が響きます。今日はどんな一日になるのでしょう。気持ちよく「ただいま!」って帰れたらいいなと思います。

 私の部屋に、外からいろんな声や音が聞こえます。車が走る音。駅へと急ぐ甲高い靴音。車の警笛にびっくりした女の人の声。道端で立ち話をするおばさんたちの声。友だちに自慢話をする中学生の声。携帯電話で仕事の話をするおじさんの必死な声。子どもを叱るお母さんの声。お客さんの玄関先でペコペコ謝る配達の声。トラックの荷台のドアを閉めるしんどそうな音。発車停車を繰り返す郵便配達のバイクの音。夕焼け空に、今この時ぞと泣き叫ぶ子どもの声が響きます。
みんな一生懸命にそれぞれの一日を生きています。

「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」ヨハネ福音書のイエス様の言葉です(16章33節)。この言葉を聞く度に、イエス様が気持ちのいい広い場所に連れていってくれるような気がしてきます。たとえ、一日の終わりに思い詰める夜でも、「『おはよう!』って、また明日の朝も起きよう」という気持ちにしてくれます。

イエス様はこの世に来られ、私たちが競い合い疲れうなだれる姿も、何かに急かされている姿も、切羽詰って泣いてしまう姿もご存知です。この世のすべての重荷を背負い、死からよみがえられて「わたしは既に世に勝っている」と言われます。だから、どんなに涙の多い人生でも、イエス様が一緒なら歩き続ける値打ちはあるのです。この人生を歩み抜いた時、私たちは、神様に温かく迎えてもらうのです。

「神様、ただいま!」。気持ちよく元気な声を響かせたいものです