故 築山泰三牧師からのメッセージ「その胸の中に」
小学校2年生の“福ちゃん”、学校から帰るなりお母さんの胸に飛び込んで、「ワアーン」と大きな声で泣き出しました。学校で友だちにいじめられ、必死にこらえていたのが、お母さんの顔を見たとたん、いっぺんに気持がゆるんでしまったのでしょう。お母さんはその“福ちゃん”をしっかりと抱きとめ、やさしく頭をなぜてくださいました。ひとしきり泣いてお母さんに訴えをきいてもらった“福ちゃん”はもうケロッとして遊びに飛び出して行きました。
嬉しいことや楽しいことと共に、苦しいことやつらいことがいっぱいある私たちの人生、それをしっかりと受けとめてくださる方がおれば、どんなに慰められることでしょう。
<すべて労する者、重荷を負う者、私のもとに来なさい>。イエスさまはこう私たちに語りかけてくださっています。
ありのままで、その胸の中に飛び込んでいく時、暖かく私たちを受けとめてくださるイエスさま。その愛を信じる時、私たちは今日を、そして明日を生きる勇気と力を与えられるのです。